2007.06.11 *Mon
昨日もまたお葬式
またまた、私の住むバンジャールでお葬式がありました。
昨日は、ウブドで他にも2ヶ所から葬儀が出たそうで、
あちこちで道路封鎖が行われており、
火葬場(死者の寺)も、かなり賑やかだったようです。
ようです・・・ というのは、私自身は家から出なかったので、
お出掛けした新田かおりから聞きました。
(私達は、同じ村のご近所に住んでいます)
さて、ウブドには合同葬の習慣があり、
毎年夏(通常は8月)に合同葬を行います。
プリアタン村にはバンジャール(地域共同体)が7つありますが、
7つあるうち、2つ、3つが交替で行うので、
それぞれのバンジャールには、
数年に一度の割合で、合同葬の順番が周ってくることになります。
それまでの間、遺体はどうなるのか・・・? と言うと、
墓地に仮埋葬しておき、葬儀の前に、骨を掘り出してきます。
ご想像の通り、亡くなってあまり時間の経たない遺体の場合、
腐乱した肉が残っていたりして、かなり怖いのですが、
それを避けるために、仮火葬してしまう例もあります。
仮火葬した場合は、遺灰を遺体に見立てて葬儀を行います。
じゃ、合同葬とは別に行われている葬儀は何?
と言いますと、王族や僧侶のカーストの人達は、
亡くなった後、一旦土葬することは許されていませんので、
彼らは合同葬には加わることなく、個人葬の形を取ります。
その他、葬儀のために貯金する必要がないお金持ちも、
カーストを問わず、合同葬を待たずに個人葬を出します。
昨日、ウブドで行われた3つの葬儀も、全て個人葬でした。
個人葬なのに、何故、日が重なるのかと言うと、
バリの冠婚葬祭は、暦上の吉日を選んで行うためです。
すぐに吉日がない場合や、その他の事情(※1)で、
合同葬は待たないまでも、すぐには葬儀が出せない場合は、
遺体はどうなるのか・・・? と言いますと、ホルマリン漬けになります。
ホルマリン+ドライアイス、というパターンもあるようですが、
いずれにしても、遺体を何日間も家に置いておくことになるわけで、
結構、怖いです・・・
(※1)
村の中でオダランが行われている、あるいは行われる予定があると、
それが終わるまで葬儀は出せないとか、
もっとカーストの高い人の葬儀が終わっていないから、とか、その他いろいろ、
日本人には理解が難しい、タブーがいろいろあります。
バンジャールからお葬式が出ると、そのバンジャールの構成員は、
自分の家のお葬式でなくても、手伝いに出なくてはなりません。
特に、うちは大変です。
舅はクリアン・テンペカンといって、
バンジャール(地域共同体)をさらに4つに分割したもの(テンペカン)の、
クリアン(自治会長)ということもあり、
バンジャールの一般構成員よりも、責任が重いのでした。
夫がクリアンだと、妻も”女性チーム”で責任ある立場に立たされるため、
姑も忙しくなります。
夫は冠婚葬祭には欠かせない、
グンデル・ワヤンという儀式用ガムラン楽器の演奏家で、
バンジャールで冠婚葬祭があると、演奏に借り出され、長時間拘束されます。
義弟はバンジャールのプムダ(青年団員)として、棺の担ぎ手になります。
影響は、舅・姑が健在で、
バンジャールの行事に参加する義務がまだない私にも及びます。
舅も、姑も、夫も、義弟もいない=子供を預ける相手がいない、のです。
会社も休むことになります。
まあ、義妹がいるのですが、
姑が朝から晩までいないとわかっている日に、
一日中押し付けっぱなしするわけにもいかないので・・・
土曜日がお葬式初日で、
トペン(仮面舞踊)とワヤン・ルマ(人形芝居)があり、
2日目の日曜日がプレボン(火葬式 ※2)とニェカー(訳せない。昇天式?)でした。
土曜日は、娘を連れて、トペンとワヤン・ルマを見物してきましたが、
いずれにしても、2日間、子守りお母さんとなっておりました。
(・・・って、本来、それは私の役目のはずなのですが)
(※2)
観光客が喜んで見物する、棺(バデやルンブー、シンガ)の巡行。
ブラガンジュール(移動式ガムラン)を伴った、派手で見応えのあるもの。
2日間、ベッタリしていると、子供もいつもより甘えてくるので、
疲れますが、ちょっぴり、嬉しいです。たまには、いいですね。
-----------------------------------------------------
(余談)
プレボンの際、棺の担ぎ手達となる人々(トゥカン・ンガラップ)に、
喪主より、揃いのTシャツが配られることがあります。
予算にもよるので、必ずではありませんが、
個人葬を出すのはお金持ちなので、よくTシャツが配られます。
このTシャツには普通、弔われる人の名前とか、
家の名前とか、儀式の名前とかが、プリントされているのですが、
今回、喪主一家の家業(の一つ)である、
ベンケル(バイク修理屋)の名前がプリントされてました。
トゥカン・ンガラップ、宣伝マンも兼ねる・・・!!!
昨日は、ウブドで他にも2ヶ所から葬儀が出たそうで、
あちこちで道路封鎖が行われており、
火葬場(死者の寺)も、かなり賑やかだったようです。
ようです・・・ というのは、私自身は家から出なかったので、
お出掛けした新田かおりから聞きました。
(私達は、同じ村のご近所に住んでいます)
さて、ウブドには合同葬の習慣があり、
毎年夏(通常は8月)に合同葬を行います。
プリアタン村にはバンジャール(地域共同体)が7つありますが、
7つあるうち、2つ、3つが交替で行うので、
それぞれのバンジャールには、
数年に一度の割合で、合同葬の順番が周ってくることになります。
それまでの間、遺体はどうなるのか・・・? と言うと、
墓地に仮埋葬しておき、葬儀の前に、骨を掘り出してきます。
ご想像の通り、亡くなってあまり時間の経たない遺体の場合、
腐乱した肉が残っていたりして、かなり怖いのですが、
それを避けるために、仮火葬してしまう例もあります。
仮火葬した場合は、遺灰を遺体に見立てて葬儀を行います。
じゃ、合同葬とは別に行われている葬儀は何?
と言いますと、王族や僧侶のカーストの人達は、
亡くなった後、一旦土葬することは許されていませんので、
彼らは合同葬には加わることなく、個人葬の形を取ります。
その他、葬儀のために貯金する必要がないお金持ちも、
カーストを問わず、合同葬を待たずに個人葬を出します。
昨日、ウブドで行われた3つの葬儀も、全て個人葬でした。
個人葬なのに、何故、日が重なるのかと言うと、
バリの冠婚葬祭は、暦上の吉日を選んで行うためです。
すぐに吉日がない場合や、その他の事情(※1)で、
合同葬は待たないまでも、すぐには葬儀が出せない場合は、
遺体はどうなるのか・・・? と言いますと、ホルマリン漬けになります。
ホルマリン+ドライアイス、というパターンもあるようですが、
いずれにしても、遺体を何日間も家に置いておくことになるわけで、
結構、怖いです・・・
(※1)
村の中でオダランが行われている、あるいは行われる予定があると、
それが終わるまで葬儀は出せないとか、
もっとカーストの高い人の葬儀が終わっていないから、とか、その他いろいろ、
日本人には理解が難しい、タブーがいろいろあります。
バンジャールからお葬式が出ると、そのバンジャールの構成員は、
自分の家のお葬式でなくても、手伝いに出なくてはなりません。
特に、うちは大変です。
舅はクリアン・テンペカンといって、
バンジャール(地域共同体)をさらに4つに分割したもの(テンペカン)の、
クリアン(自治会長)ということもあり、
バンジャールの一般構成員よりも、責任が重いのでした。
夫がクリアンだと、妻も”女性チーム”で責任ある立場に立たされるため、
姑も忙しくなります。
夫は冠婚葬祭には欠かせない、
グンデル・ワヤンという儀式用ガムラン楽器の演奏家で、
バンジャールで冠婚葬祭があると、演奏に借り出され、長時間拘束されます。
義弟はバンジャールのプムダ(青年団員)として、棺の担ぎ手になります。
影響は、舅・姑が健在で、
バンジャールの行事に参加する義務がまだない私にも及びます。
舅も、姑も、夫も、義弟もいない=子供を預ける相手がいない、のです。
会社も休むことになります。
まあ、義妹がいるのですが、
姑が朝から晩までいないとわかっている日に、
一日中押し付けっぱなしするわけにもいかないので・・・
土曜日がお葬式初日で、
トペン(仮面舞踊)とワヤン・ルマ(人形芝居)があり、
2日目の日曜日がプレボン(火葬式 ※2)とニェカー(訳せない。昇天式?)でした。
土曜日は、娘を連れて、トペンとワヤン・ルマを見物してきましたが、
いずれにしても、2日間、子守りお母さんとなっておりました。
(・・・って、本来、それは私の役目のはずなのですが)
(※2)
観光客が喜んで見物する、棺(バデやルンブー、シンガ)の巡行。
ブラガンジュール(移動式ガムラン)を伴った、派手で見応えのあるもの。
2日間、ベッタリしていると、子供もいつもより甘えてくるので、
疲れますが、ちょっぴり、嬉しいです。たまには、いいですね。
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(余談)
プレボンの際、棺の担ぎ手達となる人々(トゥカン・ンガラップ)に、
喪主より、揃いのTシャツが配られることがあります。
予算にもよるので、必ずではありませんが、
個人葬を出すのはお金持ちなので、よくTシャツが配られます。
このTシャツには普通、弔われる人の名前とか、
家の名前とか、儀式の名前とかが、プリントされているのですが、
今回、喪主一家の家業(の一つ)である、
ベンケル(バイク修理屋)の名前がプリントされてました。
トゥカン・ンガラップ、宣伝マンも兼ねる・・・!!!
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