青年団の創立記念日

バリの村には、バンジャールと呼ばれる地域共同体があります。
日本の町内会のようなもので、
村の祭礼(オダラン)、お葬式や結婚式その他ことある毎に、
結束して助け合う組織です。

バンジャールには、婦人部(PKK)や青年団(Pemuda)もあり、
それぞれ、主婦達や未婚の青年達が集まって活動しています。

青年団には15歳前後に入り、結婚すると出て行きます。

(年齢を問わず、結婚すると、一人前の大人と見做され、
 正式なバンジャールの構成員としてデビューする)

昨日は、我がバンジャールの青年団の、創立記念日でした。

他の村は知らないのですが、プリアタンでは、
どこのバンジャールでも青年団の創立記念日が決まっていて、
その日には、何かしらのイベントを行います。

予算がない年などは、イベントではなく、
青年団の皆でバスに乗って遠足に行ったり・・・みたいな形で、
誤魔化していることもあるようですが、
今年の青年団の執行委員はヤル気満々のようで、
事前にクーポンを販売して資金を稼ぎ、
近年になく、立派な創立記念イベントを執り行いました。

これは、現青年団長のグンデ・イスワラ君の手腕と人望と、
そして名家の御曹司としての人脈のお陰かと。

ちなみに、夫も独身の頃、青年団長をしていたことがありますが、
村の行事には悉く参加しなければならず、大人達に気を遣い、
勝手気ままで怠け者の青年達を取りまとめ・・・と、大変な役目だそう。
自分の時間を殆ど費やし、献身しないと勤まりません。

もちろん、無報酬。

夫などは、名誉職ではなく貧乏籤だとボヤきながら、
泣く泣く役目を果たしていたそうですが、
グンデ君は、苦労しつつも楽しんでいるように見受けられます。

たぶん彼は、こういうイベントを計画したり、
盛り上げるのが心底好きなんでしょうね。血を感じます。

先日のオダランの時と同様、今回も熱心に練習していたようで、
はるかを含めた子供達も、とても楽しみにしていました。

以下、写真特集でいってみます。


2012070501.jpg
執行部 就任式
青年団<ウィディヤ・クマラ・スンタナ>
バンジャール・タルナ プリアタン 就任期間:2012~2014
兼 祝・創立38周年記念日
2012年7月4日 水曜日

いい加減な訳ですが、↑こんな感じのことが書いてあります。


2012070502.jpg
まずはバリの式典の始まりには欠かせない、花撒きの踊り。
MCはペンデットと説明していましたが、衣装も踊りもちょっと違う?


2012070503.jpg
招待者起立で、インドネシア国歌斉唱。
私達は横から立ち見しているその他大勢なので、斉唱の必要なし。

指揮者は近所にある本家の娘さんで、義妹の親友。
お父さんはウブドの公立高校の校長先生なんですが、
本人も学校の先生で、指揮者にはピッタリと思われたのかな?


2012070504.jpg
今年、青年団に新しく入った少年少女の紹介。
同居の親戚、7月から中3になるリスキーお兄ちゃんも新入団。

ラティがリスキーが舞台に立ったのを見て喜び、
「リッキー!」と大声で呼んだので、リスキーは照れてました。


2012070505.jpg
今期の青年団執行部の紹介。



・・・この後が長いのです。

関係者やおエライさんのスピーチ、謎のコンテストの表彰、
などなどモロモロで、かなりの時間を費やします。

子供達もぐったりですが、この後にお楽しみが待っているので、
皆、辛抱強く待っていました。


2012070506.jpg
ようやく、お楽しみイベント開始!
まずは、ショートパンツ姿の少女達によるモダンダンス。

はるかの学校の学芸会でも、似たようなの、やってますけど、
この子達の方がうまい・・・ 練習量が違うのかな。


2012070507.jpg
顔にペンティングを施した男の子達による創作ダンス。


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ちょっとセクシーに育ったお姉さん達によるモダンダンス。


2012070509.jpg
パナス風のパフォーマンス。
パナスにはプリアタン村以外の踊り子も参加していますが、
今晩、ここで踊っているのは、たぶん、地元の子だけのはず。

グンデ君は、グルゥ・スカルノプトラ氏の影響、かなり受けてますね。

(※)パナスとは、バレルンによるモダンなパフォーマンスのグループ。
   グルゥ・スカルノプトラ氏が演出することがよくある。


2012070511.jpg
観客は大喜び。とっても盛り上がりました。
はるか、目に☆が入ってました。


2012070512.jpg
続いて、これまたはるかの大好きなジャンゲール。


2012070513.jpg
近所のお姉ちゃん達が、美しい踊り子に変身。
そういうの、はるか達はどんな思いで観ているんでしょうね?


2012070514.jpg
余興。グンデ君本人を含む男性陣が女装して踊りながら乱入、
彼らを美しい女性と誤解した男達が、
ハートの鏃のついた弓矢で射落とそうとする騒動が発生。

しばらく、ユーモラスなパフォーマンスが続きます。

こういう悪趣味なの、バリ人は本当にもう、好き好き大好きですからね。
老いも若きも子供も大爆笑、大いに盛り上がりました。

普段、古典好きの私ですが、
こういう村のイベントでは、そんな煩いことは言いません(笑)。


2012070515.jpg
皆で舞台に出てきて華やかに踊り、締め括り。

上出来です。ホテルのショーにだって出せそうです。
・・・というより、はっきり言って、
ホテルのショーで、ここまで楽しく観られるものは滅多にないはず。

立ち見とは言え、間近で見られ、大満足。

なんだかんだで、地元に踊りのできる子が多いんですね。
定期公演とかで観光客の前で踊るのが全てではありませんから。

そこはやはり芸能村、まだまだ裾野は広かった・・・ということで。



・・・以上です。

本当は、この後、素人バンドがあったんですが、
私もはるかも興味がなかったので帰りました・・・(笑)

皆さん、お疲れ様でした。



コメント

非公開コメント

イスワラ君は人望があるみたいだよ。
私のホームステイの子ども達も、よく話題にしてる。
カレが青年団長だった2年間は、面白い企画が多かったみたいだし。

オカ様と似てるのかな?
企画したりするの、好きそうだし。
好青年だよね。
密かに憧れてる女子も多かったりして???

このイベントの時、多忙なケイコさんも最後まで見てたよね。
我が子の活躍がやっぱり嬉しいのかな?

Re: タイトルなし

> イスワラ君は人望があるみたいだよ。

あの真面目さは、日本人の血だなあって、思う。


> カレが青年団長だった2年間は、面白い企画が多かったみたいだし。

あ、そうか。
この間のイベントで交替したのか。

アユちゃんは全然活動していないから、詳しいことがわからないや。
カデやコミンは既婚だし。


> オカ様と似てるのかな?

オカ様とお父さんは、「取り扱いが難しい」と日本語で言っていたと、
人づてに聞いたけど(笑)

微妙な日本語ながら、的を得てる?

芸術家って一般的に、「取り扱いが難しい」もんだけどね・・・


> 企画したりするの、好きそうだし。
> 好青年だよね。

好青年オーラがすごく出てる。


> 密かに憧れてる女子も多かったりして???

さあ・・・(笑)


> このイベントの時、多忙なケイコさんも最後まで見てたよね。
> 我が子の活躍がやっぱり嬉しいのかな?

恵子さんは、イスワラ君絡みのイベントはよく観に来ていて、
写真も撮ってる姿なんかも見掛けるよ。

きっと、自慢の息子だと思うけどな。


>この間のイベントで交替したのか。

ってことは、AYAKOさん、全然挨拶聞いてへんかってんねぇ~。(笑)

>オカ様とお父さんは、「取り扱いが難しい」と日本語で言っていたと、

なかなか上手く表現してる!
こういう表現が出来るのも、やっぱり芸能一家???

>きっと、自慢の息子だと思うけどな。

うん、私もそう思うわ。
人の家の事ながら、複雑な家庭環境で大丈夫なんかな?って少し心配してた。
それが、こんなに人望のある若者になるなんて…。

Re: タイトルなし

> ってことは、AYAKOさん、全然挨拶聞いてへんかってんねぇ~。(笑)

うん。全然。
いつも、この部分は無視してる(笑)。


> なかなか上手く表現してる!

その話を聞いた人達で、大ウケしました。


> うん、私もそう思うわ。
> 人の家の事ながら、複雑な家庭環境で大丈夫なんかな?って少し心配してた。
> それが、こんなに人望のある若者になるなんて…。

はるかを見ていても思うけど、両親以外にも、
大勢の人に愛されて育つと、核家族よりグレにくい気がする。



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