バンジャールのオダラン その3

いよいよオダラン当日。

実は、神様にも本家筋とか分家筋とかがあります。

我がバンジャールの神様は、
パダントゥガルのプラ・ダラム(モンキーフォレストの中にあるお寺)の、
神様の分家筋に当たる・・・らしいです。

バリでは、神様も人間も、本家を尊重するのがしきたりですので、
通常は、モンキーフォレストでオダランがあると、
うちの神様がそちらを表敬訪問するのが慣わしとなっています。

こうした、神様を寺院に送り迎えする行事が、
のぼり(ウンブルウンブル)を立て、
ガムラン(ブラガンジュール)隊を引き連れ、
お供えを頭に掲げて行進する、神様行列なのでした。

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今回は珍しいことに、本家の神様が、
わざわざ分家のお寺まで、お越し下さることになりました。

いつもの神様行列は、寺院の規模に見合った、
シンプルで小規模なものなのですが、
今回は本家の神様をお出迎えに伺うということもあってか、
いつもよりは気合が入っていました。
(それでも、大寺院のそれとは比較になりませんが)

写真特集でいってみます。
(全て、クリックすると別画面にて拡大されます)


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ルジャンを踊る少女達が、着付けを済ませて集まってきました。
素顔を知っている少女達だけに、なんだか新鮮です。

一番左の少女は、はるかの大の仲良し、お隣のイタちゃん。
小粒ながらすでに小2で、踊りが上手です。

イタちゃんを抱きしめているのは、コマンちゃんと言うのですが、
大柄ながらまだ小3。一学年違うだけで、この体格の差は何故・・・???


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敷地内に同居する親戚のリスキーお兄ちゃん(中2)。
芸能には殆ど興味がないんですが、バリス・グデの踊り手に選ばれてしまい、
泣きそうになりながら、夜遅くまで練習に励んでいました・・・


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衣装を付けたルジャンの少女達とバリス君達は、
軽トラで先にモンキーフォレストまで送ってもらいます。

復路については、神様と一緒なので歩かなければなりません。


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ブラガンジュールは、お隣のバンジャール・トゥンガーに応援要請。


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コスプレ(笑)なしの人々は、徒歩でモンキーフォレストに向かいます。

【往路のコース】

プラ・チャトゥール・ブアナ(プリアタン王宮近く)
 ↓
トゥブサヤ(橋)
 ↓
パダントゥガルの三叉路
 ↓
モンキーフォレスト


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森に到着。


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先に寺院に到着したルジャンの少女達は、境内で待っていました。


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はるかの従妹のラティちゃん。髪が少し、伸びてきました。
カメラを向けると、このポーズ(笑)。


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寺院でのお祈りを終えたら、分家の寺院に向けて出発。


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私が密かに愛するゴン・ベリ。
チャルメラ笛?と大太鼓の組み合わせが、何ともオリエンタルな響きです。

神様行列の先頭に立つ楽器ですが、意外と稀少で、
やたらめったら見掛けるものではない・・・ように思います。

少なくとも、うちのバンジャールでは所有していないのですが、
プンゴセカン?のグループから、借り受けたのだそうです。


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マスの巨大太鼓には及びませんが、それでも迫力のある響きです。
バリの普通のクンダンと比べると、異質な感じ。

バリっぽい・・・というよりも、
オリエンタルと表現するのが相応しい気がします。


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整列!


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出発! 森の緑と黄色の衣装のコントラストが眼に鮮やか。


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森中の観光客がカメラマンと化して、
君達に向けてシャッターを切りまくっているんだから、
もっといい表情をしなさいってば。


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パダントゥガルのプラダラムの神様のご登場。
モンキーフォレストの森の主は、この神様達です。


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このバロンも御神体です。


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その他大勢は、道路一杯に広がって、ダラダラとついていくだけです。

この時は真後ろにブラガンジュール隊がいて、鼓膜が裂けそうでした。
ブラガンジュールは大好きなんですが、至近距離は辛いかも・・・


【復路のコース】

モンキーフォレスト
 ↓
パダントゥガルの三叉路
 ↓
ハヌマン通り(一方通行を逆行)
 ↓
ラヤ・ウブド通り
 ↓
ラヤ・プリアタン通り
 ↓
プラ・チャトゥール・ブアナ(プリアタン王宮近く)

※往路と復路とでコースが異なるのは、トゥブサヤの橋は不浄な場所で、
 神様は渡ってはいけないことになっているので、
 神様同伴の復路では通れなかったためです。



全部で、何キロぐらい歩いたのでしょうか?
最後の方、はるかは半泣きでした。

そして、ウブド中が大渋滞に陥ったのは言うまでもありません。

あっちもこっちも、ひどく渋滞しているのを見て、
職業柄、これから空港に向かう人が巻き込まれていたら、
ごめんなさい~!! という気持ちになりながら歩いていました。

でもまあ、モンキーフォレストの森を行く神様行列は、
とても絵になる光景ではあったので、
この日、森に観光に訪れていた観光客の方々は、ラッキーだったかも知れません。


分家のお寺(チャトゥール・ブアナ寺院)に戻った後、
いよいよオダラン開始!

何キロも歩いてきたルジャンの少女やバリス君達が踊り、
トペン・パジェガンが続き、シドカルヨ、
一斉スンバヤン(礼拝)にて、初日のイベント終了、でした。

はるかがあんなに観たがっていたルジャン、待ち構えていたというのに、
連れ(ティオ君)が、おトイレに行きたくなったのに付き合って、
一緒に家に帰っている間に終わってしまったという悲しいオチ。

明日のイレンイレン(娯楽芸能)でリベンジだっ!


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